2024/11/27 09:33
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2007/04/24 10:29
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冬休みの頃、幼なじみのお嬢さまんちに行った。 ソイツは高校生でキレイだった。 化粧してるのをボケーと見てた。 「何で見てるの?」 やさーしく微笑んでくれた。 「ち、ちゅーしたい!」 おいら、とっさに言った。 千晶、頭なぜなぜして、オデコにちゅーしてくれた。 「口紅ついちゃったわね」 コットンでキレイにしてくれた。 おいら、コットンを奪って逃げた。 次の日、幼なじみに告った。 「千晶、彼氏いるの」 おいら「ならば、貴様を殺して永遠に我と共に」 千晶「よかろう。来るが良い」 虚空を突き破る轟音。 空気を切り裂く甲高い音。 おいらの口から鮮血があふれ出す。 おいらの拳は僅かに届かず、逆に手刀が胸に突き刺さっている。 崩れ落ちるおいら。 おいら「・・・これで、貴様は俺を忘れないだろう。ぐ・・」 千晶「忘れはせぬ。貴様の魂我が心と共に。」 「悲しき男よ。誰よりも愛深く、拳でしか愛を語れぬゆえに。」 死してなおその男の顔に浮かぶ表情は 喜びであったか悲しみであったか。 その時、一陣の風が吹いた。 愛に死んだ人修羅の魂を運び去るように。 PR |
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